病院の特色
摂食嚥下チーム
食べ物を口の中に入れて、食道から胃へと送り込むことを嚥下・摂食機能と言います。普段は特別意識をせず行っている行動ですが、加齢や病気などが原因で食べ物や飲み物が上手く飲み込めなくなったり、充分に食べられなくなることがあり、このような症状を、摂食嚥下障害といいます。脳卒中やパーキンソン病などの病気によって筋肉や神経がうまく働かず症状がでたり、加齢や認知機能の低下も原因となります。
当院では、このような摂食嚥下障害に対し、医師・看護師・栄養士・言語聴覚士がチームとなり、機能改善に向けたアプローチを行っています。令和2年度は220名の摂食嚥下障害が疑われる方に対し機能改善に向けた訓練を実施し、そのうちの85%の方が機能回復し、再び経口摂取が可能となりました。
食事は栄養を摂るだけでなく、生きる楽しみにつながります。
私たちは、この「食べる」ということを支えられるよう活動しています。
主な活動内容
- 摂食嚥下ラウンド
- 摂食嚥下カンファレンス
- 院内スキルアップ研修の開催(口腔ケア・間接訓練など)
-
口腔ケアの勉強会
高齢者の口腔ケアの必要性や当院の歯科医師も協力してくださりブラッシングの方法や義歯の取り扱いについて学びました。
-
間接訓練の勉強会
実際に職員同士で訓練を体験し、言語聴覚士から正しい方法を指導してもらいました。