外来受診される方
予防
脳卒中を予防するために
脳卒中が起きる原因には自分でコントロールできるものと、出来ないものがあります。出来ないものは十分に認識していることが重要であり、出来るものは出来得る限り危険因子を取り除く努力が必要です。絶対に病気にかからない保証は誰にも出来ませんが、少しでも発症する確立を少なくすることは重要です。
自分でコントロールできない要素
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遺伝因子
親族に脳卒中の発症者がいる場合、発症率は高くなります。
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年齢因子
年齢は高くなるほど発症率は高くなります。
脳卒中のおよそ2/3が65歳以上に発症しています。 -
性別因子
脳出血は3.1倍、脳梗塞は1.7倍男性の方が多い。クモ膜下出血は2.3倍女性の方が多い。
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その他の因子
糖尿病の人はそうでない人の2~3倍発症率が高い。
自分でコントロールできる要素
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喫煙
喫煙者の発症率は非喫煙者の2倍以上です。
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飲酒
クモ膜下出血と脳出血はアルコール摂取量と比例して増加しています。
過度の飲酒は肥満や高コレステロール血症をひき起こします。 -
血圧
高血圧症の発症率は4~6倍と言われています。
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肥満
肥満は動脈硬化を促進します。