医療法人秀友会 札幌秀友会病院

精神科

精神科の治療

認知症の治療は薬物療法が中心となっています。脳内のアセチルコリン神経系を賦活するドネペジル・ガランタミン・リバスチグミンとグルタミン酸受容体のサブタイプであるNMDA受容体を阻害するメマンチンの2種類があり、病状により使い分けています。病気が進行した段階ではこの2種類を併用することもあります。
現在アルツハイマー型認知症の初期治療に特化した新薬の薬価収載の動きがあります。適応や効果・有害作用を慎重に検討し、前向きに対応していきたいと思います。
薬物療法とともに重要なことは、患者様の心理社会的問題に適切に対応していくことです。ソーシャルワーカー等のコメディカルスタッフと協力し、場合によっては精神科薬物療法を併用しています。

主な対象疾患

認知症

認知症に伴う行動および心理的障害(BPSD)

検査情報

  • 頭部MRIまたはCT
  • 脳血流検査(SPECT)
  • 認知機能評価
  • 神経心理学的検査
  • 全身の健康状態評価

外来担当表

午後

氏原

氏原

氏原

医師紹介

精神科 部長

氏原 久充

うじはら ひさみつ

診療科目

精神科

専門分野・所属学会・資格

  • 精神保健指定医
  • 認知症サポート医

患者様へのコメント

認知症は脳の障碍と言うだけではなく、全身の不調そして社会的な障碍です。
全人間的な視点に立って診療にあたりたいと思います。