糖尿病性神経障害
糖尿病性神経障害とは
糖尿病で高血糖状態が長期間続くと、神経に障害が及びます。
運動神経が障害されると、足先を上げることができなくなり(垂れ足)歩行がしづらくなったり、眼球の運動が障害されて物が二重に見えたりするなどの症状がみられます。
知覚神経が障害されると、痛み、しびれを感じたり、逆に痛みや熱さ、冷たさを感じづらくなります。
糖尿病が進行すると動脈硬化が悪化して足先の血流が悪くなり、傷が治りにくくなったり、感染が起きやすくなります。炎症が悪化すると組織の破壊が進み、壊疽(組織が腐ってしまいます)に至ることも珍しくなり、最悪は下肢の切断を余儀なくされる場合もあります。
神経障害を防ぐには血糖値の管理が最も重要になりますが、痛み、しびれなどの症状の緩和には投薬治療などが有効な場合があります。
医師紹介
脳神経外科