脳卒中ケアユニット SCU
当院では、厚生労働大臣の定める施設基準を満たす脳卒中ケアユニット(SCU)を2024年9月に開設いたしました。現在3床を運用しています。
SCU(Stroke Care Unit)は、
脳血管障害(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)の急性期治療を行う
脳卒中専門の集中治療室です。
発症まもなく、病態も不安定な患者さんの治療、看護を
多職種からなる脳卒中専門チームが行っています。
3:1という看護配置により濃厚な看護を切れ目なく展開し、
症状の早期回復、入院期間の短縮、自宅への退院率の増加を
目的に日々実践しています。
また当院は、1次脳卒中センターに認定されており、
24時間365日、緊急入院の受け入れに対応しています。
特に脳梗塞発症から4.5時間以内の血栓溶解療法であるt-PA静注療法と
急性期脳血管内治療である血栓回収療法の両者の
治療を行うことが出来ます。
脳卒中ケアユニット SCU 師長
玉置 広光
私たちの特長
24時間体制の集中治療
急性期の脳卒中患者を受け入れ、発症早期から集中的に治療を実施します。脳卒中治療は早期治療が重要です。発症後4.5時間以内に対応可能なrt-PA静注療法や、カテーテル治療を効率的に実施する体制を整えています。
回復期リハビリテーションとの連携
集中的な入院治療後のリハビリテーションは、自宅退院率の向上につながります。チーム内の理学療法士や作業療法士と連携し、リハビリテーションへの移行もスムーズに行います。また院内の薬剤師、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーなどとも連携し、一人ひとりの患者さんに対して適切なアプローチを考えます。
脳神経外科での治療
脳神経外科では、脳卒中の治療以外にも、脳や脊髄、それに関連する神経組織の異常を外科的に治療しています。詳しくはこちらをご覧ください。