圧迫骨折(胸椎、腰椎)
御高齢な方が転倒した後や尻餅をついた後などに腰痛を認め、鎮痛薬などの服用を行ってもなかなか良くならない場合には、背骨(胸椎、腰椎)が潰れてしまったことによる圧迫骨折(椎体骨折)が起こっている場合があります。
通常は安静、投薬(消炎鎮痛薬、筋弛緩薬、神経障害性疼痛治療薬など)、患部の冷却、外固定(頚部コルセット、腰痛ベルトなど)にて治療されますが、外科治療が必要となる場合もあります。効果が認められるまでは無理をしないように注意が必要です。症状が持続する場合には画像検査(レントゲン、CT、MRI)による精密検査が必要になりますので、専門医への受診を勧めます。

圧迫骨折(胸椎)
87歳女性

第12胸椎の椎体がつぶれている
圧迫骨折(腰椎)
73歳女性

第2、3腰椎の椎体の上方がつぶれている
医師紹介
脳神経外科